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能登半島へ その2 [日記]

 おそらく20年ぶりの輪島だと思う。街は小奇麗に整備された分、かつての味わいとは違っていた。フロントから近辺地図をもらい、食事に出かけた。
 ところがどうしたことか。飲食店街には「閉店」のビラが貼られ、手頃な店が見つからず、ホテルに戻って食事しようかとなった。フロントで「閉店が多くて~」とぼやいたら、「わたし的にはこことここをおすすめします。」「天気もよいので魚もあがり、開いていると思いますよ。」と勇気百倍の情報をいただいた。
 ガラガラと戸を開けた。調理場をコの字型にカウンター席が10席足らずなのだがスペース的に余裕のある店である。四十絡みの女将さんと一目見て職人肌の旦那が二人で切り盛りする店である。客が来たからといって、威勢の良い声をかけるでもない、即座にお通しがでてくるわけでもない。いきなりゆったりとした時間進行にギアチェンジしたようだ。
 暑さは生ビールを要求していたが、ジョッキで飲むほどは欲しくない。それをおかみさんに告げたら、ミニジョッキのビールを用意してくれた。お通しはイカとタコの和物。早速ビールを飲み干し、刺身と日本酒を所望する。
 刺身は、獲れたての赤いかとあご(飛魚)、そしてお薦めの〆鯖とし、酒は地元の純米酒「千枚田」と決めた。
 旦那が大型冷蔵庫から仕込んでおいた魚を取り出してきて、目の前のまな板に広げた。魚が輝いている。そこに、大きく切れ味が見た目にもわかるような包丁が、見事な裁きで入っていく。
 あっと言う間に赤いかが目の前に出た。冷蔵庫から醤油が取り出され、注がれる。すかさず生姜をといて一口、「うー、おー」と唸つてしまった。・・・・・・・あごは細かく刻まれて出された。引き締まった肉質が酒と合う。・・・・そして〆鯖、赤紫の肉質と青緑にかがやく皮は、期待を裏切らなかった。
 ここは輪島、食事処『錨』での話である。
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