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カフェ ソサイアティ [日記]

  80歳を越える巨匠ウディ・アレン監督作品ということもあり、にわかではあったがフォーラムに向かった。金曜日の午前中ということもあり、客は十人程度。映画に浸れる幸せを実感することにした。
 映画は1930年代のアメリカ、古き良き時代が横溢するラスベガスが舞台。全編を通してジャズがスイングする。展開も早い。面倒なこともスルリと前へ進むストーリーにやや無理を感じながらも、その小気味の良さに快感を覚える。見栄えのしない男と愛する女性との出会いと別れ。男は、過去を引きづったまま出会った運命の女性は、奇しくも同じ名前の女性だったという喜劇的側面もある話である。
 社交界という華々しい世界で着々と成功の階段を登り、2人の同名女性に徐々に翻弄されていく男の人生を描いたロマンティックな作品なのだが、ここで「あれーっ」と思う節がある。「ああーそうか」と今年の名作「ラ・ラ・ランド」を思い出す。成功を夢見る男女が挫折を感じながらも、徐々に思いを寄せあいながら愛を深めていき、現実に直面する展開。そしてあの時こうしていたら、こうしていれば、という自分が下した選択への後悔。この辺の主題はまさに一致しているのかもしれない。
 いずれにしても、近頃、こうした夢物語を気持ちよく観ているとなんだか幸せになってくる。所詮、見果てぬ夢とて、体中を駆け巡る血が騒ぐのはよいことではないか。
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